はこだて検定に310人挑戦

update 2015/11/10 10:04


 函館の歴史や文化、産業などの知識を問う「第10回函館歴史文化観光検定(はこだて検定)」が8日、北大水産学部(港町)で行われ、初級・上級の合計で310人が挑戦した。全体では前年比9%減となったものの、上級受験者数は82人と過去2番目に多い数字となり、主催する函館商工会議所は「新幹線開業を契機に、検定に高い関心が寄せられた」と手応えをつかんでいる。

 同検定は、北海道新幹線開業を見据え、地域への愛着を深め、魅力を発信できる人材を育てようと2007年にスタート。今回を含めた累計受験者数は4610人に上る。今年は10の都道府県から申し込みがあり、15歳から80歳までの受験者が検定に挑んだ。

 同会議所は昨年、受験者数の減少に歯止めを掛けようと、市内の観光施設を複数で利用した場合、上級合格者の入館、利用料が無料になる制度を新たに設置。竹内正幸企画情報課長は「特典が好評で、初級合格者が上級を受験する動機づけにつながった」とする。

 上級合格者の有志でつくる「はこだて検定合格者の会」が昨年始めた受験相談会も好評だった。同会によると、前年の33人に対して今年は51人が利用。このうち半数は上級受験者だという。同会の北条護さんは「新幹線開業をきっかけに、郷土について勉強しようという人が増えた」と話す。

 ただ、同会議所が目標に掲げる全体で400人の受験者数にはあと一歩足りなかった。竹内課長は「受験者が少ない若年層への働きかけなど知恵を絞りたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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