田家に公衆浴場 8年ぶりに復活

update 2015/10/21 10:14


 函館市田家町5に公衆浴場「田家の湯」が21日にオープンする。同じ場所で2007年まで浴場を経営していた木村商事(同町)が、近隣住民の要望に応える形で8年ぶりに再開させた。市内での浴場新設は09年以来6年ぶりで、木村正裕代表(59)は「地域の社交場、憩いの場を目指したい」と意気込んでいる。

 建物は鉄筋コンクリート造平屋建てで、総面積約300平方メートル。男湯、女湯にそれぞれ大小2つの浴槽と定員4人ほどのサウナを完備している。

 同社は1956年創業。過去には市内で「田家湯」「本通湯」の浴場2軒を経営していた。田家湯は07年の火災で閉店を余儀なくされたものの、「近隣の団地住民から再開を望む声が多く、復活させたいという強い思いがあった」(木村代表)とし、日本公庫函館支店とみちのく銀行函館営業部から融資を受けて建設した。総工費は1億2000万円。

 市立函館保健所によると、市内の浴場は82年に83軒あったが、経営者の後継者難や施設の老朽化などで、今年3月には25軒まで減少しているという。

 同社は週替わりで薬湯を用意するほか、毎月26日の「風呂の日」には独自のイベントを実施する計画で、利用客は1日平均約150人を見込む。木村代表は「毎回、自宅の風呂を掃除して入浴するのは高齢者にとって大変なこと。風呂道具を持って気軽に足を運んでほしい」としている。営業時間は午後2時〜同10時。水曜定休。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです