元町とベイエリアにWi−Fi整備へ

update 2015/10/21 10:14


 函館市は外国人観光客らの利便性向上に向け、屋外でインターネット接続を可能とする無料のWi−Fi(ワイファイ、公衆無線LAN)環境の整備を進める。本年度は観光客らが多く訪れる西部地区とベイエリア地区の一部で面的に環境を整えることにしており、プロポーザル方式で整備担当事業者の募集を開始した。

 函館では近年、台湾、中国を中心に外国人観光客も増加。国内外を問わず、スマートフォンやタブレット端末を使用して観光する人が増えている。市内にも無料のスポットはあるが、国内通信事業者との契約が必要だったり、対応言語が限られているなど、外国人客の利用には不便な点が多いことが課題となっている。

 市は、主要観光スポットの二十間坂から基坂の間の元町地区と、金森赤レンガ倉庫などが立ち並ぶベイエリア地区を対象エリアに設定した。整備を担う事業者は両地区の通り沿いにある主だった企業、店舗などに協力を依頼するなどして無線LAN機器の設置を進め、観光客が散策中に接続可能な環境を整える。

 アクセスポイント1カ所当たりの同時接続端末数を50台以上とするほか、函館固有のSSID(端末に表示されるWi−Fiの名称)を設定するよう求めた。対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)に対応し、接続後は市の観光情報サイト「はこぶら」が表示されるようにする。

 市は11月2日まで参加申込書、企画提案書の提出を受け付け、同月中に審査を実施。契約締結後に整備を進め、来年度からの本格運用開始を目指す。市国際観光課は「接続方法の分かりやすさとセキュリティーの確保を両立し、便利に使ってもらえる環境となる提案を期待したい」としている。問い合わせは同課(TEL0138・21・3454)へ。

提供 - 函館新聞社

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