鳴海氏が無投票初当選 福島町長

update 2015/9/30 10:14


 【福島】事前収賄罪で起訴された前町長の失職に伴う福島町長選が29日告示され、無所属新人で前町総務課長の鳴海清春氏(59)以外に立候補の届け出がなく、鳴海氏が無投票で初当選を決めた。午後5時に当選の吉報が入ると、町福島の選挙事務所は拍手と歓声に包まれた。

 陣営は午前8時半から出陣式を行い、選挙事務所前で第一声を上げた。同9時半ごろから選挙カーに乗り込んで町内をくまなく遊説した後、午後4時半過ぎに事務所に到着。電話で当選が伝えられると、支援者や関係者ら100人以上が盛大に祝福。鳴海氏は涙を浮かべる妻恵津子さん(60)らとともに万歳三唱し、深々と頭を下げた。だるまに目を入れた後、孫2人から花束が手渡され、笑顔で受け取った。

 鳴海氏は「皆さん一人一人の力をいただき当選できた。無投票という形での当選は、町民の方々が町をひとつにして、しっかりとしたまちづくりをしてほしいと託したと受け取っている。まちづくりの主役である町民の皆さま、議会と行政が一体となって、4年間全力で走り抜けていきたい」と抱負を語った。

 鳴海氏は1956年福島町生まれ。福島商業高卒業後の74年に町役場入りし、町民課長、総務課長などを歴任。2012年8月の町長選に初出馬したが落選。2度目の挑戦では人材育成や産業振興、定住・人口減対策などを訴えた。

 鳴海氏の当選は10月4日に開かれる選挙会で正式に決定する。初登庁は5日の予定。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです