ワイン入りチーズ発売、函館酪農公社とはこだてわいんコラボ

update 2015/9/9 10:23


 函館酪農公社(函館市中野町、柴田満雄社長)はこのほど、七飯町産生乳を100%使用した新商品「MARIAGE(マリアージュ)はこだてわいん入りプレミアムチーズ」を発売した。はこだてわいん(七飯町上藤城、尾山政美社長)との初コラボレーション商品で、来年3月の北海道新幹線開業を見据え、七飯町の特産品として売り込む狙いだ。

 今年1月に同町の中宮安一町長から、特産品開発の依頼を受けた同社が、原料の生産元を「北海道七飯町の牧場限定」としたチーズの製造に着手。同社によると、同町の乳牛はタンパク質の含有量が多く、チーズに適した生乳を生産するという。

 同社とはこだてわいんは、以前にも新商品開発を目指して協議していた経緯があり、今回初めて商品化が実現した。

 新商品の製造をめぐっては、同社と契約を結ぶ同町の酪農家18軒と何度も話し合いを重ねたという。マリアージュというネーミングには、「飲み物と料理の組み合わせが良い」という意味があり、酪農家のメンバー自らが考案した。

 新商品は、3カ月間熟成したマリボーチーズ2種に、赤ワインのキャンベル・アーリーと白ワインのナイアガラをそれぞれブレンド。函館酪農公社製造部酪農課の駒井貞二課長は「ワインやパンに合うのはもちろん、紅茶と一緒に楽しむこともできる」とPRする。

 赤と白のワインをブレンドした2種のチーズ各100グラム入りで、1箱2000円。同社売店のほか、今月中に函館空港などでも取り扱う予定。問い合わせは同社(TEL0138・58・4460)へ。

提供 - 函館新聞社

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