観光4期ぶり引き下げ、4〜6月期道南経済

update 2015/8/24 10:24


 函館財務事務所(大久保誠所長)は20日、4〜6月期の経済概況「道南経済レポート」を発表した。総括判断は「持ち直し基調にあるものの、一部に弱い動きがみられる」と据え置き、個別の項目では、増加傾向にあった来函客数が前年並みに落ち着きつつあることから、観光の指標を4期ぶりに引き下げた。

 観光は「前年を大幅に上回る」から「来函客数は前年並み」とした。交通機関別では、航空機が需要増加に伴う機材の大型化や国際線の定期便就航などで好調だった一方、フェリーや寝台特急の定期運行が終了した列車は前年を下回った。函館市内の観光、宿泊施設の利用者数は海外客がけん引し、増加が続いている。

 生産活動や住宅建設、雇用情勢などほかの7項目は判断を据え置いた。個人消費は、食料品スーパーやホームセンターで売上高の回復がみられるものの、大型小売店の売り上げは前年を下回る傾向が続く。

 公共工事の前払金保証請負金額は前年同時期と比べて20・4%減少。前年は消費税増税後の景気対策として、工事を6月末までに前倒ししたことから、今期は反動減となった。

 先行きについて、大久保所長は「持ち直し基調が続く」とみており、「プレミアム付き商品券の使用による景気の浮揚効果について注視したい」としている。

提供 - 函館新聞社

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