北斗星 函館駅に最後の雄姿

update 2015/8/23 10:27


 JRの寝台特急「北斗星」が22日、運行最終日を迎えた。半世紀以上の歴史に幕を下ろす「ブルートレイン」の最後の勇姿を目に焼き付けようと、JR函館駅には鉄道ファンら約300人が詰め掛け、手を振りながら別れを惜しんだ。

 北斗星は1988年、青函トンネルの開業とともに運行を開始。上野—札幌間1214`を約16時間で結んだ。車体の老朽化や北海道新幹線開業などの影響で引退が決まり、今年3月のダイヤ改正以降は臨時扱いとなり、週3日ほど運行していた。

 上野行きの最終列車として、札幌を22日夕に出発した北斗星は午後9時6分、函館駅に到着。客車11両をけん引してきたディーゼル機関車の切り離し作業などを行った。汽笛を鳴らして出発する際には、ファンから「ありがとう!」との声が上がっていた。

 昨年12月に北斗星に乗車したという愛知県常滑市の会社員、大谷和樹さん(21)は下り最終列車を札幌で見届け、普通列車を乗り継いで函館入り。「最後のブルートレインの姿は感慨深い。27年間お疲れさまと声をかけたい」と話した。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです