介護施設 事故数150件増 08年以降最多

update 2015/8/8 10:19


 函館市内の介護サービス事業所で2014年度に発生した事故数は、前年度比150件増の519件と、現在の統計方法になった2008年度以降で最多となったことが分かった。事故原因は、誤薬が187件と前年度から100件増え、これまで最も多かった転倒(182件)を上回った。

 事故数は10年度が232件、11年度269件、12年度261件、13年度は369件と増加傾向にある。

 市指導監査課によると、原因別で最も多い誤薬は施設利用者の飲み忘れや、飲み込んだと思ったらコップの底に薬が沈んでいた−などの報告が寄せられた。介護施設での事故問題に詳しい、函館大学の大橋美幸准教授は「誤薬は昔から少なからず存在していたが、近年医療と介護の連携が求められるようになり、事業所側が以前よりも細かいケースまで報告するようになったのでは」と分析する。

 このほか、転倒は182件(前年度比22件増)、車いすやベッド、ストレッチャーなどからの転落は18件発生(同2件減)。誤薬を含め、いずれも直接的に人命に影響したケースはなかった。

 施設別にみると、昨年度に4施設、計258床増えた介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)での事故が174件と、前年度から103件増加。大橋准教授は「サービス提供開始時は、職員が仕事に不慣れで事故が起きやすくなる」と話し、事業所の増加に伴い職員の手が届かない状況が生まれていると指摘する。

 各事業所は事故が発生するたびに、再発防止に向けた対策を市に報告。市も各事業所の職員を集めた講演会や集団指導を毎年実施している。同課は防止策として「職員間で共通の認識を持ち、事故を想定した対策を行うことが必要」としている。

 市によると、市内の介護サービス事業所数は579施設(7月1日現在)。前年同月比で16施設増と、高齢化に伴い増加が続いている。

提供 - 函館新聞社

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