いさりび鉄道業務開始

update 2015/8/4 10:13


 来年3月の北海道新幹線開業に伴い、JR北海道から江差線の運行を引き継ぐ第三セクター会社「道南いさりび鉄道」(小上一郎社長)は、本社を札幌から函館市若松町12に移転、3日から業務を始めた。同日、本社事務所玄関に社名が書かれた看板を掲げた小上社長は「安全輸送を最優先し、地元密着型の鉄道にしたい」と決意を示した。

 昨年8月に北海道道南地域並行在来線準備会社(札幌)を設立、社名の一般公募を経て今年1月に道南いさりび鉄道に改称した。6月下旬に国土交通省から鉄道事業許可を受けたため、函館へ本社移転した。新幹線開業と同時に木古内—五稜郭間37・8`(12駅)を運行。開業から10年間で23億円の赤字を見込む。

 現在の社員数は社長を含め18人。今秋から社員を増員し開業時には70人になる見込み。JR北海道からディーゼル車「キハ40」を9両譲り受け、うち2両を簡易改造し、観光列車として活用する。顧客を増やす試みとして道が沿線自治体の要望に応え、3500万円を予算化した。小上社長は「内装デザインを検討している」とした。

 年内には、運賃の届出やダイヤの発表ができるとしている。

提供 - 函館新聞社

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