アフロ軍団、新幹線応援ソング制作

update 2015/5/20 10:23


 函館を拠点に活動しているソウル音楽バンド「木下さんと『愛と哀しみの黒汁楽団』」がこのほど、来年3月に開業する北海道新幹線の応援ソング「新幹線に乗っちゃって!」を制作した。ソウルミュージックに乗せた楽しく踊れる楽曲で、各地で演奏依頼が相次いでいる。メンバーは「音楽で新幹線開業を盛り上げ、函館や北斗を元気にしたい」と話している。

 黒汁楽団は、市内でワインバーを営む木下博喜さん(47)ら、末広町のカフェ「TUTU(ツツ)」の常連客を中心に2006年に結成。レイ・チャールズ、ジェームス・ブラウンに代表されるソウル音楽をこよなく愛する面々が集まり、精力的に活動している。

 メンバーの中には他のバンドやボイストレーナーとして活動しているミュージシャンもおり、男女5人のボーカルを中心に9〜18人で構成。観客と一体となったステージが持ち味で、全員がアフロのかつらを着用。「アフロをかぶるのが暗黙の了解」(木下さん)という。

 主にソウル音楽のコピーを中心に演奏する中、オリジナル曲として昨年「新幹線に乗っちゃって!」を制作。リズミカルで覚えやすいナンバーで、今年1月に金森ホールで開いたワンマンライブでお披露目した。3月に五稜郭タワーで開かれた開業1年前記念イベントでも披露したほか、動画サイト「ユーチューブ」でも公開。イベントでの演奏をきっかけに演奏依頼が増えたほか、弘前のご当地アイドル「りんご娘」が振り付けを担当するなど、曲が次第に広まりつつある。

 年内には同曲を含むアルバムを制作する方針。木下さんは「函館と青森、東北が一緒に盛り上がる手立てになればと作った。微力ながらでも協力したい」、バンドマスターの井川隆利さん(46)も「新幹線の曲を通じてソウルミュージックに興味を持ってもらえたら嬉しい」と話している。問い合わせはカフェTUTU(рO138・27・9199)へ。

提供 - 函館新聞社


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