帰省ラッシュ本格化

2014/12/28
 年末年始を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが27日から本格化し、JR函館駅や函館空港は荷物や土産を手にした人たちで混み合った。JRは札幌—函館間は上下線ともほぼ満席。函館空港も本州各地と結ぶ便が予約でいっぱいの状況。陸路、空路ともに年内は混雑が続く見通しだ。

 JR函館支社によると、この日の札幌発函館行きの列車は午後7時台を除いてすべて、函館発札幌行きも最終便を除き満席。年内の指定席はほぼ埋まっており、Uターンによる混雑は年明けの3日に始まる見通し。

 乗客で混み合う特急北斗6号で帰省した大学生の中村亮介さん(22)は「前々から切符を予約しておいて良かった。学生生活最後の帰省なので家族や友人と思い出を作りたい」と話した。関西から札幌を経由して、家族と観光に訪れたという木村良太朗くん(8)は「雪遊びとイカ釣りがすごく楽しみ」と胸を躍らせていた。

 函館空港も、羽田、関西などの到着便が重なった午後1時半には、ロビーは帰省客と出迎えに訪れた家族らで混雑した。

 東京から帰省した娘夫婦の家族に、半年ぶりに再会を果たした雨池裕子さん(70)は「孫が大きくなっていてびっくり。久しぶりに会えてうれしい」と笑顔がはじけていた。孫の植田麻理子ちゃん(4)は「雪だるまを作って遊びたい」と興奮した様子で話していた。

 全日空(ANA)によると、年内の羽田からの到着便は全便満席で、関西からも残り座席はわずか。日本航空(JAL)も同様で、ラッシュが続く。両社はUターンのピークを2〜5日とみている。

提供:函館新聞社

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