市長「函館再生、道半ば」…市議会一般質問4年間総括

update 2014/12/11 10:15


 函館市議会第4回定例会は10日から一般質問が始まり、5氏が登壇した。工藤寿樹市長は就任後4年間の市政運営を総括し、「函館再生への取り組みは道半ば」と述べ、北海道新幹線の開業に向けた対策や人口減少問題に取り組む考えを示した一方、2期目出馬については言及しなかった。

 同市長は佐古一夫氏(市政クラブ)の「4年間をどう評価しているか」との質問に対し、函館アリーナや函館フットボールパークの整備、「グルメサーカス」をはじめとする大規模イベント開催などの実績を挙げたほか、財政再建では本年度、基金に頼らない収支均衡予算を編成した点を強調した。

 その上で「新幹線新駅の名称や大間原発の無期限凍結などさまざまな課題に真正面から向き合って取り組んでいる。私が目指す『函館のまちの再生』はまだまだ道の途上にあり、次第に目に見える形になってきている」と述べた。

 また、同市長が来年度予算で力を入れるとしている人口減少対策に関し、谷口諭企画部長は「若年層の転出超過抑制、出生数減少の抑制、死亡者数の増加抑制の3点につながる施策や事業を全庁的に検討している」とし、国や道が策定する予定の総合戦略と連動した市独自の対策をまとめる考えを示した。井田範行氏(市民クラブ)の質問に答えた。

 このほか、種田貴司保健福祉部長は、日吉4丁目団地跡地での整備を計画している「福祉コミュニティエリア」で想定される介護施設の整備量について、「次期介護保険事業計画における適正な整備量のうち、半数程度を同エリアに配置したい」との意向を示した。本間勝美氏(共産党)への答弁。

提供 - 函館新聞社

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