「SLクリファン号」最後の運行開始

update 2014/12/7 10:28


 冬の道南路を走るJR北海道の観光列車「SLはこだてクリスマスファンタジー号」が6日、運行を開始した。安全対策強化などの影響で、本年度限りが予定されている中、クリスマスの雰囲気あふれる列車の旅を楽しむ親子連れなどでにぎわった。

 この日午前8時35分函館駅発の一番列車には、ほぼ満員の乗客が乗り込んだ。カフェカーを含め4両ある客車はリースなどが飾られ、サンタ姿の客室乗務員が笑顔で旅をサポートした。沿線には全国から鉄道ファンが集まり、雪景色の中で煙を吐きながら進むSLの雄姿をカメラに収めていた。

 家族4人で乗車した函館在住の主婦、児玉明子さん(37)、長女の理桜ちゃん6)、長男の雪大ちゃん(1)は「初めて乗ります。北斗星(寝台列車)もですが、歴史ある乗り物が姿を消していくのは寂しい」。このほか「これからも走り続けてくれたら、子どもたちと一緒に乗れるのに。とても残念」といった声もあった。

 運転日は7、13、14日と20〜25日。予約などの問い合わせはJR北海道電話案内センター(TEL011・222・7111)へ。

提供 - 函館新聞社

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