新幹線 試験走行開始 新函館北斗駅でセレモニー

update 2014/12/2 10:24


 【北斗】2016年3月の北海道新幹線開業に向けて、新幹線車両「H5系」の試験走行が1日、始まった。初日は函館総合車両基地(七飯町飯田町)から新函館北斗駅までの約2`を走行した。ホーム入線に合わせて歓迎セレモニーも行われ、来場者約330人が車両を出迎えた。

 試験走行は、新幹線施設を建設した鉄道・運輸機構がJR北海道の協力を得て行い、本年度は来年3月1日までの期間、新函館北斗駅−奥津軽いまべつ駅(青森県今別町)間で、冬場の走行で線路、架線などの設備が正常に機能するかを確かめる。

 この日は、運転士のほか約70人の職員が乗車し、車両を30`以下の低速で走らせ、構造物や線路上などに不具合がないかを確認する第一段階の「入線・架線試験」を実施した。車両基地を午後1時20分に出発し、午後2時10分頃に、大勢の来場者が待つホームに入線した。

 セレモ二ーでは、高谷寿峰北斗市長と渡島総合振興局の宮内孝局長がそれぞれ歓迎のあいさつを述べた後、車両に乗ってセレモニー会場に来た同機構北海道新幹線建設局の金山洋一局長が「乗り心地の良い快適な新幹線、安全安心で皆さんのお役に立つ新幹線になるよう全力で取り組む」と述べた。  用意したくす玉が割られると拍手が沸き起こり、来場者は1年4カ月後の開業に思いをはせた。

 同機構によると、この日の検査は電車線や無線などの状態、ホームと車体との離隔が適正かどうかを確認。走行に問題はなく良好だったという。

 2日も新函館北斗駅−木古内駅間で同様の試験走行を行い、7日には青函トンネルを通過する予定。年内には最高速度260`まで上げて走行する計画。

提供 - 函館新聞社


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