玄米と黒千石大豆でほうじ茶開発

update 2014/11/24 10:35


 市民団体「どうなん地域WAKU2協議会」(田中いずみ会長)と茶販売卸業「中西翠香園」(函館市若松町7、中西政基店主)が、玄米と黒千石(くろせんごく)大豆を使ったほうじ茶の新商品を開発した。素材の持ち味を生かすため、浅いりのほうじ茶に仕上げており、香り豊かな、あっさりした味が楽しめる。黒千石入りほうじ茶の誕生は道内でも初めてという。

 田中さんと中西さんが偶然出会い、道南の魅力を発信するためコラボレーション商品の実現に向けた動きが今夏から進んだ。「ついき農園の有機玄米を使ったほうじ茶」と「政田農園の黒千石を使ったほうじ茶」(どちらも50c入り680円)で、10月から販売中。玄米は七飯町仁山の築城正行さん(62)、黒千石は森町赤井川の政田道明さん(63)が生産した。

 中西さん(57)が製茶技術を生かし、絶妙な配合比でブレンド、それに見合うようにほうじ茶をいった。飲み方は茶葉5、6cに熱湯を注ぎ、25〜30秒かけてお茶を抽出。出し終わったあとは茶葉を食べることもできる。

 同協議会が手掛けた新商品は、七飯町産「ふっくりんこ」を使った米粉麺「池田農園のおいしいお米で作った麺」に続く第2弾で、今回も販路開拓に力を入れた。

 23日、ついき農園のカフェにわとり小屋で発表会があり、約10人がお茶の香りや味を楽しんだ。築城さんは「家でもおいしいと思って飲んでおり、多くの人に飲んでもらえれば」、政田さんは「黒千石を食べるところまで楽しめる。幻の黒大豆と言われるが、道南の土地に適しており、お茶にも合っている」と話した。

 両農園の直売所のほか、お茶のなかにし、カフェ「ハルジョオン・ヒメジョオン」(函館市大手町)で販売。問い合わせは中西翠香園(TEL0138・22・3717)へ。午前9時〜午後6時。日曜定休。

提供 - 函館新聞社

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