新幹線レール 列島結ぶ

update 2014/11/2 10:35


 【木古内】2016年3月に開業する北海道新幹線新青森—新函館北斗間149`のレールが1日、すべてつながった。木古内町の木古内駅で記念のレール締結式が開かれ、本道と青森県の関係者が完成を祝福した。東海道新幹線開業からちょうど50年、北海道新幹線の整備計画決定からは約40年かけて、日本列島が新幹線のレールで結ばれた。東京—新函館北斗間は4時間10分ほどになる見込みだ。

 新青森—新函館北斗間のレール工事は2012年3月に開始。路盤や高架上に敷設した。青函トンネルなど在来線との共用走行区間約82`は新幹線と貨物列車が走行する。建設主体の鉄道・運輸機構によると、同区間では25bのレールを2万4400本を使用したという。

 式典には西村明宏国交副大臣をはじめ、高橋はるみ知事、本道と青森県選出の国会議員、沿線自治体の首長らが約90人が出席。同機構の石川裕己理事長が「レール締結で北の大地まで新幹線が到達した。開業に向けて工事は最終段階で、札幌までの工事にも協力をお願いしたい」とあいさつ。西村副大臣は「新幹線開業を機に観光やビジネスが発展すると確信している」と述べた。

 来賓44人がずらりと並び、ボルトを一斉に締めてレールを締結。石川理事長や高橋知事らがテープカットを行ったほか、地元木古内小の児童がくす玉を割って祝福。最後にモータカーがレールを走行し、渡り初めを行った。  同機構によると、新幹線工事の進ちょく率は事業費ベースで約90%。駅舎整備などを残すのみで、新函館北斗駅は来年5月、木古内駅と奥津軽いまべつ駅は6月に完成するという。

 北海道新幹線のレールがつながったことで、全長は東京駅までが823`、九州新幹線の鹿児島中央駅までは2150`になる。

提供 - 函館新聞社


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