旧WAKO跡の新ビル 設計事業者の公募開始

update 2014/5/26 10:33


 函館市は、JR函館駅前の旧WAKOビル跡地に建設する商業施設内に開設する公共施設「はこだておもしろ館」と「子育て世代活動支援プラザ」の設計と管理運営計画の作成を行う事業者の公募を開始した。中心市街地活性化基本計画の目玉事業のひとつで、市は駅前・大門地区のにぎわいを創出するための中心施設としてふさわしい提案を期待している。

 旧WAKOビル跡地には地下1階、地上16階建てのマンション併設ビルが建設される。このうち、4階以下が商業施設部分で、市は3階の1344平方メートル、4階の1218平方メートルを14億7900万円で取得する予定。

 3階に開設する「はこだておもしろ館」は、バーチャルリアリティー(VR、仮想現実)技術、オーグメンテッド・リアリティー(AR、拡張現実)技術などを用いたアトラクションなどの設置を想定。市民や観光客が仮想空間の中で函館の歴史や文化を体験できる交流型の施設を目指す。

 4階には「子育て世代活動支援プラザ」を設置。現在、棒二森屋内で開設している屋内遊具施設「大門キッズスタジアム」の機能に加えて、託児室や保護者同士の交流の場として、整備する。

 今回、両施設の実施設計や施設の運営形態などをプロポーザル方式で公募。委託料は設計費900万円、運営計画作成費300万円の計1200万円以内。両施設の整備事業費は概算で7億円以内としている。6月6日まで参加申し込みを受け付け、7月11日までに応募書類を提出。7月下旬に学識経験者らを交えた審査委員会により、最適提案者を選定し、来年1月末までに成果品の提出を求める。

 両施設は北海道新幹線に合わせて、2016年3月末までの開業を目指し、駅前、大門地区の集客力を高める中心施設としたい考え。市経済部中心市街地等再生担当は「市民や観光客に何度でも来館してもらえる魅力ある施設にしていきたい」としている。問い合わせは同担当(TEL0138・27・0460)へ。

提供 - 函館新聞社


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