江差線代替バス運行開始

update 2014/5/13 12:51


 JR江差線の木古内―江差間の廃線を受けて12日、函館バス(森健二社長)による代替路線バスの運行が始まった。廃止された10駅の区間に停留所を22カ所設置。鉄道と同じ1日6往復を運行し、沿線住民の足を確保する。

 乗客定員32人の車両を新たに3台導入。車体には沿線3町のゆるキャラ「キーコ」(木古内)、「カミゴン」(上ノ国)、「しげっち」(江差)が描かれていて1台ごとにメーンのキャラクターが違う。

 12日は、木古内駅前のバスターミナルで記念セレモニーが行われ、同社や沿線自治体の関係者ら約200人が集まった。

 森社長が「地域の皆さまの生活を支えてきたJR江差線の歴史をしっかりと引き継いでいきたい」とあいさつ。沿線自治体を代表して木古内町の大森伊佐緒町長が「新幹線開業後の大切な二次交通として活躍が期待される。安全運行に努め、多くの人に利用されることを心から願う」と述べた。

 関係者によるテープカット後、地元園児らが「江差線の心を引き継いで」と書かれた横断幕を掲げ、乗客を乗せたバスを見送った。

 バスで木古内に訪れた江差町の岩山忠夫さん(83)は「鉄道がなくなったのは寂しいがバスにはバスの良さもある。運行本数も変わらないのでほっとしている」と話していた。

 料金は木古内駅前―江差ターミナル間で1120円。

提供 - 函館新聞社

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