廃止予定の知内駅・江差線看板窃盗相次ぐ

2014/3/14
 【木古内、知内】JR江差線(木古内―江差間)の3駅と津軽海峡線知内駅で、ホーム内に設置された看板が盗まれる被害があったことが13日までに、分かった。木古内署は窃盗事件として捜査している。

 知内駅は14日で廃止となる。江差線(同区間)も5月12日で廃線の予定。廃止決定後には多くの鉄道ファンが訪れる“名所”となり、休日などにはにぎわいをみせる日もある。

 同署やJR北海道函館支社によると、江差線では吉堀駅、渡島鶴岡駅(いずれも木古内町)の2駅でホームにある「ワンマンカー乗車口表示板」(タテ50a×横30a、時価5000円相当)各1枚がないと匿名で連絡が同社に入った。同社が確認すると「江差方面」だけの表示板がなくなっていたという。木古内駅は12日、同署に被害届を提出した。桂岡駅(上ノ国町)でも駅名を記した看板1枚がなくなっていたことも分かっている。

 また、知内駅でも1月15日に「しりうち」と書かれた駅名看板(タテ113a×横140a、時価5万円相当)が盗まれ、同社がすぐに看板を付け替えたといい、「手で簡単に外せるものではない」と指摘する。

 同署はパトカーなどによる警戒を強化するとともに、詳しく捜査している。

提供:函館新聞社

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