大間原発訴訟 来月、3月提訴へ…市長「新年度予算発表時に」

update 2014/1/23 09:57


 函館市の工藤寿樹市長は22日、3月に東京地裁に提訴する方針を固めている大間原発(青森県大間町)の建設差し止め訴訟に関し、「2月12日に新年度予算発表を予定しており、その時点ではっきりする」と述べるにとどめた。

 同日の定例会見で述べた。新年度予算は2月下旬に開会する定例市議会への提出議案と関連する。提訴には市議会の議決を得る必要があることから、議会に配慮した上で直接の言及を避けながら、事実上、3月提訴を打ち出した形だ。

 23日に告示される東京都知事選との関連について、同市長は「早ければ3月ともともと思っていたが、脱原発を訴える候補者が出てきたのはその後」とし、知事選にスケジュールを合わせて提訴するとの見方を否定。

 しかし、「脱原発を訴える方が知事になれば、大間原発に対しても頼もしい追い風になってくる」とも述べ、小泉純一郎元首相が支援する細川護煕元首相の当選に期待感を示した。

 同市長はまた、訴訟の意義についても触れ、「広範な人々を味方につけないと、推進の流れはひっくり返らない。大間はその突破口になる」と強調。提訴後の訴訟費用について全国から広く募金を集める考えを強調し「ホームページで呼び掛けたい」と述べた。

提供 - 函館新聞社


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