函館市全体が「過疎」指定?…人口減少率や財政力が該当 自民党が要件見直し案

update 2014/1/18 10:34


 自民党は17日までに、過疎市町村の指定要件の見直し案をまとめた。2010年の国勢調査結果に基づいて人口や財政力の要件を再設定しているが、これによって函館市全体が「過疎地域」に該当する可能性が浮上している。現在は2004年に合併した東部4地域が指定を受けているが、市全体でも人口減少率や財政力指数が指定条件を満たす可能性が出ているためだ。次期通常国会に過疎法の改正案が提出される見通しで、市は動向を注視している。

 総務省によると、全国で過疎地域の指定を受けている自治体は775団体(2011年9月現在)。道南では函館市(旧戸井町、旧恵山町、旧椴法華村、旧南茅部町)、渡島管内は北斗市、七飯町、鹿部町を除く7町、桧山管内は全7町が指定を受けている。

 自民党は政務調査会で人口と財政力が軸に見直し案を検討。人口要件として▽1985年から2010年までの25年間の減少率が19%以上―など4項目を設けており、財政力では▽10〜12年度の平均財政力指数が0・49以下▽公営競技の収益が40億円以下―を挙げている。

 函館市の場合、国政調査における1985年の人口34万2540人から、10年には27万9127人に減少。減少率は18・51%と、四捨五入すれば19%に達する。また財政力指数も0・442で該当。公営競技(市営競輪)も約6億2300万円の累積赤字を抱えており、累積を含めると当てはまる形となる。ただ、市企画部は「法令の見直し案がまだ示されていないため、すべて該当するかどうか分からない」と気をもんでいる。

 市全体が過疎地域に指定された場合、ハード・ソフト事業に100%充当でき、70%が交付税措置される過疎対策事業債の対象範囲が広がり、事業実施に向けた資金調達が有利になるメリットがある。また、自民党は見直し案で、自治体所有の貸工場や火葬場、障害者福祉施設など8種類の施設整備を充当対象に追加する方針も示している。

 一方で、範囲拡大は旧4町村から引き継いだ過疎地域自立促進市町村計画(2010〜15年度)などにも影響が及ぶ見通し。同部は「範囲が広がれば計画変更も視野に入れなければならないが、現在の計画に旧市域を加えることで済むのか、新たに計画を作り直す必要があるのか、現段階では定かでない」とし、引き続き情報収集に努める考えだ。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです