函館市内で自動販売機3台燃える…放火の疑い

2013/12/31
 30日深夜から未明にかけて、函館市内で清涼飲料水の自動販売機3台が相次いで燃える不審火があった。付近に火の気などがないことから、函館中央署や市消防本部は放火の疑いがあると見てみて、調べを進めている。この不審火による周囲への延焼やけが人はなかった。

 午前1時55分ごろ、市内東山町で「自動販売機から火が出ている」と消防に通報があった。その1時間半後の午前3時半ごろには小安町、さらに約30分後の午前4時ごろにも陣川町で、通行人から同様の通報が寄せられた。どの現場も駆けつけた消防隊によってまもなく鎮火した。

 同本部などによると、商品の取り出し口やおつりの返却口付近の焼け方が激しく、金銭を取りだした形跡はなかった。

 3台の自動販売機はいずれも人通りの少ない場所に設置されていた。同署では、パトロールを強化するほか、市消防本部でも消防車両、消防団車両による日中、夜間のパトロールを実施、さらに地域住民への注意喚起をして警戒する。

 同本部は「燃えやすいものを外に置かないことと、もし燃えているのを見つけたらすぐに通報してほしい」と呼び掛けている。

提供:函館新聞社

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