2013/12/30
青函連絡船が終航を迎える直前の1988年1月に撮影された船員や船の雄姿を紹介する写真展「海峡の記憶」が来年1月9日まで(同1日は休み)、JR函館駅2階イカすホールで開かれている。
市青函連絡船記念館摩周丸を管理・運営するNPO法人語りつぐ青函連絡船の会(木村一郎理事長)主催。写真は約80点で、同会の白井朝子副理事長が同年1月19〜26日に運航していた6隻に乗船して撮影した。
コンパスで山や灯台の方向を測る船員や、青森市をバックに、出航直後に水を跳ね上げる様子など、本州と本道を結ぶ重要な交通機関として連絡船が果たした役割、船を支えた大勢の人がいたことを伝えている。
白井副理事長は「旧国鉄魂を持ち、最後まで仕事に対する責任、使命を感じ、誇りを持って真摯(し)に取り組んだ船員の姿を見て、摩周丸など青函連絡船の存在を思い出してほしい」と来場を呼び掛けている。
提供:函館新聞社
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