鏡餅づくりピーク

2013/12/28
 正月のお祝いに欠かせない鏡餅づくりがピークを迎えている。函館市松風町4にある老舗店「弁慶力餅三晃堂」(野路邦英社長)では27日、野路社長をはじめとする従業員一同が餅づくりに励んだ。

 午前5時ごろから始め、蒸したてのもち米の香りが立ち込める調理場で、従業員らは手早く作業を進めた。同店では、2合(630円)〜1斗(3万1500円)の鏡餅や、棒餅、のし餅などお正月用の餅を20種類以上取り扱っており、この日も注文の餅づくりに追われていた。つきたてを切り分け計量し、手早く丸める。熱いうちでなければきれいに仕上がらないといい、素早さが重要だ。

 ピークは31日まで続き、約100俵のもち米を使うという。野路社長は「おいしいものを食べてもらいたいという気持ちを込め、材料にこだわり、一つ一つ大切に作っている。古くから親しまれている味を楽しんでほしい」と話していた。

提供:函館新聞社

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