広域観光情報スマホで発信

2013/12/26
 渡島総合振興局は、南北海道地域の広域観光情報を発信するスマートフォン(スマホ)対応の無料アプリ「みなみ北海道観光ガイド」を開発し、25日から提供を開始した。地図の位置情報を利用し、多彩な情報を表示させるなどスマホの機能をフル活用したことが特徴。簡単な操作で旅行者の道南観光をアシストする。

 2016年3月予定の北海道新幹線開業をにらみ、道南各地への誘客につなげることが狙い。渡島、桧山管内のほか、後志南部(黒松内町、蘭越町、寿都町、島牧村)も含めた観光向けの媒体はこれまでになく、3つの管内をまたいで横断的に情報を提供する。

 22の市町村を「函館」「環駒ヶ岳」「西部9町」「北部8町村」と4つのエリアに分け、それぞれのお薦めスポットを表示。「温泉」「宿泊」「グルメ」といった目的別にも知りたい情報にたどりつくことができる。

 また、旅先で情報を収集する人が多いことから、周辺スポットや行きたい場所までのルートを表示するなどスマホならではの便利な機能も盛り込んだ。商工労働観光課は「アプリの情報を見ながら各地を回ってもらい、それぞれの魅力を知ってもらえれば」としている。掲載情報は約470件で、来年度以降、最新情報に更新していくという。

 来年2月には、デザインなどを統一した紙のガイドマップも発行する予定で、旅行者の多様なニーズをカバーする。アプリは無料でダウンロードすることができ、iPhone、Andoroid端末に対応している。

提供:函館新聞社

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