地元食材ふんだん 「檜山づくし弁当」初試食会

2013/12/26
 【江差】桧山管内7町の食材をふんだんに詰め込んだ「檜山づくし弁当」の初試食会が25日、同振興局で行われた。北海道新幹線の開業前に、道の駅や店舗での販売を目指す。官民一体で意見を交わし、桧山ならではの味の追求と地域PRに力を入れる。

 桧山振興局の独自事業で、管内の食材の再認識と産品の磨き上げを図ろうと、振興局各課と民間事業者で「檜山づくし弁当創作事業ワーキンググループ」を組織、そのメンバーが試食会に臨んだ。

 7月から準備し、各町の推薦をもとに和洋中の3店舗が1000円と3000円を想定したメニューづくりを進めた。

 この日は、上ノ国町の宮寿司(宮上忠雄店主)の弁当を試食。奥尻の蒸しウニと上ノ国産のコメの「うにめし」や上ノ国のホッケの魚卵の煮付け、北桧山のマスの塩焼き、江差のタラの揚げものなど豪華な内容。催事用と一般用を並べて14人が味や値段設定などについて意見を交わした。

 試食会は26日に厚沢部町の中国料理「彩風塘」(宮川朝広社長)、27日に江差町の「れすとらん津花館」(打越修社長)のメニューを検討する。来年2月に再度試食会を開き、3月にはおおよその内容を決め、取り扱い先を選定するスケジュール。

 同振興局新幹線観光対策室の本間彰主査(39)は「手ごたえのある第1回試食会。完成時には殺菌効果がある桧山産のヒバの葉も添えることで素晴らしい弁当ができるはず」と意気込んでいる。

提供:函館新聞社

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