来年度 道開発予算増4954億円…道南継続事業も順調

2013/12/25
 政府は24日、2014年度予算案を閣議決定した。国土交通省が発表した北海道開発予算の総額は、13年度当初比4%増の4954億円となり、2年連続で前年度当初額を上回った。道南関係分では継続事業の函館港や新外環状道路の整備などが計画通りに進む見通しだ。

 公共事業に充てる北海道開発事業費は、同4%、177億4800円増の4853億9500万円となった。社会資本整備事業特別会計廃止に伴う影響額を含めると、5245億5000万円で、実質同12%の増額となった。

 来年度の道開発予算は「食料供給力の強化」「安全・安心な国土の形成」「地域の活性化」を重点事項とし、活力と競争力のある北海道経済の確立を図る。本年度に引き続き、国土強じん化やインフラ整備、観光振興などに重点を置く内容。治山治水や道路整備、港湾空港鉄道整備、農林水産基盤整備、社会資本総合整備は上積みとなった。

 道南関係では、2015年度の完成を目指す函館港北ふ頭が耐震岸壁の整備を進めている。函館新外環状道路も14年度の暫定開業に向け、整備が進められる見込み。

 道8区選出の前田一男衆院議員(自民党)は「来年度は4%増と堅調な伸びで一定の評価はできるものの、5800億円台だった2009年度のレベルに比べるとまだまだ足りない」とし、「道南はインフラ整備などやるべきことが多く、予算配分(箇所付け)や補正予算に向けて予算確保の努力をしていく」と話した。

提供:函館新聞社

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