2013/12/22
函館市は21日、金森赤レンガ倉庫内に臨時の観光案内所「まちあるき観光窓口」を設置した。クリスマスファンタジー見学でにぎわう会場周辺で、函館まちあるきネットワークのメンバーがガイドを担当。パンフレットを求める観光客にも好評だ。
冬場に観光窓口を設置するのは初めてで、23日までの3日間限定で開設。同ネットのボランティアガイドが日本最古のコンクリート電柱や、倉庫群、明治館の歴史など、ベイエリア周辺の見どころをダイジェストで紹介する20分程度のミニガイドツアーを実施している。
同ネット代表幹事で「函館一會の会」会長の佐藤喜久恵さんは、野口雨情作詞の童謡「赤い靴」のきみちゃんと函館の深いかかわりや、周辺の敷石にハートの形があることなど、まちあるきの楽しさを紹介した。
参加した東京都内から友人4人で観光に訪れている佐藤久美子さん(60)は「自分たちで歩いても景色を見るだけで終わってしまいますが、解説があると知らないことだらけで、楽しさが全然違いますね」と話していた。
同ネットの事務局は「赤レンガ周辺だけでも見どころがたくさんある。観光客の皆さんには地元の人との触れ合いを楽しんでほしい」と話している。受け付け窓口は金森洋物館内で、開設時間は午後2〜5時。
提供:函館新聞社
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