ガゴメあめ開発 北大・安井教授と「ねばねば本舗」

update 2013/12/19 09:24


 北大大学院水産科学研究院の安井肇教授(海藻学)と「がごめ昆布ねばねば本舗」(函館市若松町19、秋葉雅俊マネジャー)が、函館産ガゴメを使ったあめを共同開発した。オール北海道体制で試作したインフルエンザ流行期にお薦めの喉あめ。19日から同店で試食を始め、消費者の反応を聞いて商品化の可能性を探る。

 同店が扱うガゴメあめでは「がごめ昆布飴(あめ)」(望月茶飴本舗=静岡)がある。今回は函館マリンバイオクラスターの成果として原料、レシピ、メーカーがオール北海道で完成。これまでも試作に挑んできたが、大粒で個包装できないなどの課題があった。

 ガゴメは、安井教授らが取り組む粘性多糖類「フコイダン」を高濃度に含む栽培法(バイオファーミング)で生産。フコイダンのほか、アルギン酸、ラミナランを多く含む。フコイダンについて、安井教授は「インフルエンザウイルスが増殖しずらいという特徴が見えてきたので、喉を潤す喉あめとして最適」と話す。

 今回は1粒約15グラムと小ぶりで、個包装を実現。緑茶に近い味で癖がなく食べやすい。

 粘りが強いガゴメは食べると「受験に粘り勝つ」と縁起が良く、あめは風邪予防につながる一石二鳥≠フ効果も。同店は「受験シーズンに向け、営業部長のガゴメマンと一緒に受験生を応援したい」と意気込む。今後、消費者の反応も聞いて商品化を目指す。

 ガゴメ以外の海藻の商品利用も研究しており、先にウガノモクあめを試作したほか、今回同時にダルスあめも開発した。

 ガゴメあめに関する問い合わせは同店(電話0138・27・4777)へ。

提供 - 函館新聞社


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