東京のアンテナショップ開設2年 再開発影響 やや苦戦

update 2013/12/16 09:49


 函館市が東京のローソン京橋駅前店内にアンテナショップ「函館もってきました。」を開設してから間もなく2周年を迎える。市経済部によると、売り上げは1カ月平均1万5000円で推移しており、京橋駅前の再開発に伴って人の流れが変わったことでやや苦戦気味。19日からは2周年感謝イベントを断続的に開き、新規ファン開拓に力を注ぐ構えだ。

 ショップは地場産品の販路拡大やブランド化を目指し、函館物産協会に運営委託して2011年12月に開設。店の一角に約10平方bの物産コーナーを設け、食品や飲料を中心に約110品目の物産品を販売している。

 市商業振興課によると、100〜200円と単価の安い商品が売れ筋となっており、今年10月現在での売り上げは燻製卵「函館物語」(税込み141円)、函館ハイカラしっとりクッキー・ホワイトチョコ(同84円)、リボンナポリン(同147円)。塩辛のフリーズドライ製品や道内限定のガラナに加え、最近はきびだんごも人気を集めている。

 売り上げ目標額は当初3万円としていたが、現在はその半分程度で推移しており、ネックになっているのが京橋駅前の再開発。JR東京駅丸の内口に程近い同地区では現在、超高層ビルが相次いで建設中の上、今春から来年6月まで最寄りの地下鉄出口が工事中で閉鎖されており、「開設当初から人の流れが変わっている」と同課。

 その状況を打開しようと、19日から2周年感謝イベントを展開。アンケートの回答者に、9月の函館スイーツコンテストでの準ブランプリ2作品の詰め合わせをプレゼントして、函館スイーツのレベルの高さをアピールする。また年末年始には、ショップで扱う商品を2割引きで販売する。

 市はホームページのほか、職員手づくりの新聞を月1〜2回ペースで店内に張るなどして物産、観光の両面でPRを強めている。同課は「ローソン側も熱心に取り組んでくれており期待も強い。イベント告知もしながら、函館の季節感や雰囲気を演出していきたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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