Jアラートの緊急情報 メールで自動配信

update 2013/12/14 10:12


 函館市は来年度から、全国瞬時警報システム(通称・Jアラート)で受信した緊急情報を、市の情報提供サービス「函館市ANSINメール」で自動配信するサービスを開始する。深夜や早朝に起こった災害情報を迅速に配信できることになり、市は「津波などの際に少しでも早く、避難行動につながれば」としている。

 Jアラートは津波警報発令やミサイル発射などの情報を国から自治体に即時伝達するシステム。市は現在、受信したJアラートの緊急情報を職員がパソコンに手打ち入力し、ANSINメールに送信しているため、送信までに一定の時間差が生じていた。

 市は国から全額補助を受けて新たに自動起動装置を導入することを決め、今年9月に補正予算で約2300万円を計上。装置をJアラート受信機につなげることで、届いた情報を自動的にメール送信できる。

 ANSINメールは現在、約6500人が登録しており瞬時に情報が届けられるほか、本年度から3カ年で沿岸部113カ所整備を進めるデジタル防災行政無線(本年度は22カ所に整備)にも配信し、屋外に設置したスピーカーで災害情報を流す。また、災害情報をファクスで送るサービスも導入する。

 本格稼働は4月1日から。市総務部は「メール、ファクス、防災行政無線とさまざまな方法で情報伝達が可能になる」として、速やかな避難などに役立つとみる一方、「市の情報を待つだけでなく、自ら情報を取りに行くこともお願いしたい」と市民に呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社


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