渡島管内の秋サケ漁獲量 前年比23%増

update 2013/12/13 10:00


 今年の渡島管内の秋サケ漁がほぼ終わり、漁獲量は前年同期比23%増の96万匹(10日現在、速報値)となった。ここ2年の極端な不漁からは脱したが、過去10年平均の6割、同5年平均の7割程度にとどまっている。漁獲金額は同15%増の12億9617万円。

 渡島海区漁業調整委員会によると、漁獲量は噴火湾(長万部―森町砂原)が同14%増の33万匹、道南(鹿部―松前・白神岬)が同29%増の63万匹など。漁協別では管内14漁協のうち、落部、森、砂原、鹿部、松前さくらで前年を下回ったが、銭亀沢、函館市、上磯郡などで50%以上の伸びがあった。

 同委員会は「地区によってばらつきがあるが、全体的に不振だった過去2年より漁獲が伸びたところが多く、ひと安心だろう」。

 管内の秋サケ漁は9月5日に解禁。漁期は今月20日までだが、親魚を確保し、まだサケの来遊が見込めるため、上磯郡漁協など9漁協(143カ統)は5日間の延長が認められた。

 一方、桧山海区漁業調整委員会によると、管内の漁獲量(速報値)は15万7253匹で前年の約4倍。9月上旬〜10月下旬に39カ統で行い、同委員会は「前年の落ち込みが激しく、単純な比較は難しい。ただ、今年は当初の来遊予測で期待したほど漁獲が伸びなかった」と厳しく受け止める。

提供 - 函館新聞社


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