観光テーマのプレゼンコン、函商の3人が最優秀

update 2013/12/13 09:59


 函館商業高校(難波繁之校長、生徒587人)流通ビジネス科3年の佐々木みほさん(18)と鈴木綾華さん(18)、高橋渉さん(17)が、7日に札幌国際大で開かれた「第4回高校生によるプレゼンテーションコンテスト」(同大観光学部主催)で、最優秀賞に輝いた。函館と青森を舞台に「出会いの旅」をテーマとした旅行プランを提案した3人は「会場が大きくて緊張した。受賞はとてもうれしい」と喜びをかみしめている。

 コンテストのテーマは「高校生が創る北海道観光の未来」。プレゼンテーション能力をはじめ、道内の観光資源を有効利用していることや事業化への現実性などの観点で競う。全道から約40の応募があり、書類審査を通過した9チームがコンテストに参加した。

 3人は「絆」を主軸に据え、素敵な出会いや体験型観光などをコンセプトに採用。「函館・青森スイーツロード紀行」と題し、1泊2日の旅行を企画した。

 プランでは函館市内の洋菓子店をまわった後、JRを利用して青森へ移動し、リンゴやカシスを栽培する農家に民泊。翌日は収穫体験やスイーツ作り教室、交流会の後、函館へ戻って函館山山頂のレストランで夜景を眺めながらパーティーを開く。

 コンテストでは、原稿を読み上げるチームが多い中、提案者役の佐々木さんと鈴木さんが原稿を全て暗記。「すごく緊張したが、伝えることを意識して話した」(佐々木さん)と6分の制限時間内で練習成果を発揮。スクリーンに投影する動画や画像を操作した高橋さんは「2人の話すスピードに合わせたパソコンの操作を心がけた」と細かい気配りでチームを支えた。鈴木さんは「授業で学んできたことや今回の経験を生かし、就職先でも頑張りたい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社


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