「らっくる号」3台目が来た 早ければ年内デビュー

update 2013/12/10 10:08


 函館市企業局交通部は9日、超低床電車「らっくる号」の3台目となる9603号車を駒場車庫に搬入した。同日午前零時から函館競馬場付近で作業を開始。クレーン車で軌道上に降ろし、駒場車庫までは先輩≠フらっくる号でけん引し、同3時半ごろ、作業が終了した。新車の荷下ろしが本線上で行われたのは初めて。

 車両を乗せた大型トレーラーは8日早朝に市内に入り、走行制限があるため深夜まで待機。2台のクレーン車で仮設のレールごと車両をつり上げて、トレーラーから降ろし、スロープレールに接続して軌道上に降ろした。

 3台目のらっくる号導入で、部分低床車を含めて低床車両は4台体制。同部施設課は「搭載機器類の調整を行った後、できるだけ早く営業運転を開始したい」とし、早ければ年内にも“デビュー”する予定だ。

 9603号車は2007年と、10年に導入した同形車両と同じアルナ車両(大阪府摂津市)の製造。既存車両と仕様に大きな変更はないが、JR福知山線脱線事故(05年)後に義務付けられた運転操作を記録する装置が導入された。

 購入価格は約2億3000万円で、3分の1は国からの補助金を充てた。10年3月に策定した第2次交通事業経営計画では17年度にも超低床電車の導入が予定されている。

提供 - 函館新聞社


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