駅前問題 北斗市、協議応じる方針…議会反対意見なし

update 2013/11/27 10:15


 【北斗】2016年3月開業予定の北海道新幹線駅の駅名問題に関して、北斗市は26日、工藤寿樹函館市長の協議提案に応じる方針を固めた。高谷寿峰北斗市長の「議会の了解を得たうえで協議に応じたい」との意向を受け、北斗市議会は同日、会派代表者会議を開いて対応を話し合い、函館市側との駅名問題に関する協議を了承した。

 池田達雄議長はこの日、高谷市長から函館市の協議要請の報告を受け、会派の代表者5人と無所属の議員1人を集め、午後3時に会議を開催した。約40分間の話し合いの中で、函館市との協議に反対意見はなく「まずは話を聞こう」との認識で一致した。会議終了後、池田議長は高谷市長に報告した。

 池田議長は「話を聞かなければ前へ進めない、聞くことも大事ではないかと会議の中で説明した。全員が同じ思いを持って了承してくれた」とし、今後の協議に向けては「決議した北斗函館を降ろすつもりはない。函館側の提案する中身によっては飲めるもの、飲めないものがある」とした。高谷市長は「27日に開催する定例記者会見で詳しく話したい」としている。

 駅名問題を巡っては北斗市議会が「北斗函館」、函館市議会「新函館駅」を決議し、駅名の決定権を持つJR北海道に要望している。

 両者の主張が平行線をたどる中、工藤市長が「当事者同士の協議を提案。25日には、函館市議会の了承を得たうえで中林重雄副市長と谷口諭企画部長が高谷市長を訪れ、協議を正式に要請していた。

 今後、日程を調整したうえで両市の首長、両市議会の議長、副議長が顔をそろえ協議に入る。函館市は来月2日から、北斗市は同3日から定例会が開かれることなどから来月中旬の開催が有力視されている。

提供 - 函館新聞社


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