北斗市に協議を要請 駅名問題で函館市

update 2013/11/26 10:39


 2016年3月開業予定の北海道新幹線新駅の駅名問題に関し、函館市の工藤寿樹市長は25日、北斗市に対して正式に協議を要請した。見解が異なる問題に対し、2市間で解決の道を探りたい考え。北斗市の高谷寿峰市長は「お互いに話をすることは悪いことでないし、函館市の申し入れは尊重したい」と述べ、早ければ26日にも市議会と話し合う考えを示した。

 工藤市長はこの日午前9時、松尾正寿市議会議長や全5会派の代表者らと会談し、協議実施を提案した。

 これを受けて市議会も対応を協議。すでに決議し、意思を明確にしている点を理由に反対する会派も出たが、最終的には対応を正副議長に一任し、松尾議長は協議の場に斉藤佐知子副議長とともに参加することを決めた。同日午後には中林重雄副市長と谷口諭企画部長が北斗市役所を訪れ、協議を申し入れた。

 工藤市長は取材に対し、「道庁や経済界が発言しているが、対立したままで見られ、当事者同士で話し合ったことがないのはいかがか。隣同士、まずはお互い話し合いませんかということ」と説明。松尾議長は「議会として決議を背負っており、市長が何を発言するのか確認したい」とのスタンスで臨むとした。

 一方、高谷市長は「議会が駄目となれば、それを乗り越えてやるわけにいかない。議会の了解を得てやりたい」と述べた。池田達雄市議会議長は取材に対し「話を聞くことは拒まない。協議内容を確認して、慎重に判断したい」と話している。

 高谷市長は同日午後、函館湾流域下水道事務組合議会などに出席するため函館市役所を訪れたが、駅名問題に関して工藤市長と直接話し合う機会はなかった。

提供 - 函館新聞社


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