暖房に感謝 国産第1号復元ストーブに「火入れ」

update 2013/11/26 10:39


 函館で国産第1号のストーブが製造されたことを後世に語り継ごうと、市民有志で組織された「ストーブの日実行委員会」(石塚與喜雄委員長)は25日、市内末広町の箱館高田屋嘉兵衛資料館で「第26回ストーブの日」のイベントを開いた。

 国産第1号のストーブは五稜郭の設計で知られる武田斐三郎が箱館奉行の命を受け、大町の鋳物師に作らせたとされ、1856年11月25日に火入れが行われた。ストーブは現存が確認されていないため、1988年に実行委が設計図などを基に復元。以来、毎年11月25日を「ストーブの日」と呼び、記念イベントを開いてきた。

 この日は実行委のメンバーら約25人が出席。復元に尽力した郷土史家の故・会田金吾さんの孫やひ孫が火打石を打つ所作をして先人の偉大な功績に敬意を表した。同資料館の酒井賢佑館長(68)は「この日を迎えると、暖房のありがたさに感謝しながら冬を乗り切っていこうという気持ちになる」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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