本年度の客船寄港終了

update 2013/10/1 10:21


 郵船クルーズが運航する国内最大の豪華客船「飛鳥U」(5万142トン)が9月30日、函館港に入港し、本年度予定していた全14隻の寄港が終わった。今年は初めて7万dを超える大型船が寄港するなど話題も多く、乗客約1万1700人がクルーズ船経由で函館や近郊の観光を楽しんだ。

 市港湾空港部のまとめでは、全14隻の総トン数計約65万dは過去最大。乗客1万1700人と乗員6800人の計1万8500人(速報値)も、飛鳥Uが就航した2006年の1万3000人を上回り、過去最高となった。

 初寄港船3隻のうち、それぞれ2回寄港した「コスタ・ビクトリア」(7万5166d)と「サン・プリンセス」(7万7441d)は初めて7万dを超え、これまでの入港実績を塗り替えた。1日当たり1万円台の手ごろな価格帯の商品が販売されるなど、クルーズ市場の活性化につながった。両船の初寄港時にはそれぞれ乗客約2000人が観光に繰り出した。

 サン・プリンセスは来年度も寄港を予定し、同じ運航会社の「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6000d)の計2隻で20回の函館寄港を予定。小樽発着の商品も販売されるなど、道内からのクルーズ旅行が身近になる環境も整う。

 一方で、14隻中10隻が市街地から離れた港町埠頭(ふとう)に停泊。大型船に対応可能な岸壁が港町埠頭以外にないためで、寄港時はタクシーが長い列をつくった。市は15万d級の客船に対応可能で市街地観光の利便性が高い若松地区に旅客船埠頭の建設を実現させるため、港湾計画の改定に向けた準備を進めている。

提供 - 函館新聞社


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