函館アリーナ落札 東京と地元のJVに

update 2013/9/25 10:08


 函館市が2015年8月の供用開始を目指す函館アリーナ新築主体工事の再入札が24日に行われ、佐藤工業(東京)と小泉建設(函館)でつくる共同企業体(JV)が落札した。資材高騰や技術者不足などの影響で入札が2度不調に終わり、整備費を上積みした結果、ようやく建設業者が決定。市は26日の市議会最終日に工事請負契約の関連議案を提出する。

 入札にはJV2者が参加。予定価格48億1358万円(税込み)に対し、佐藤工業・小泉JVは46億1790万円(同)、大林組・森川組・高木組・高橋組のJVは47億7225万円(同)で入札し、佐藤・小泉JVに決まった。落札率は95・9%だった。

 関連する6件の設備工事も併せて入札が行われ、それぞれ落札者が決まった。

 アリーナの入札は当初、スーパーゼネコン1社に地元業者6社がJVを組むことを条件としていた。しかし8月6日の初回入札時に参加者がいなかったため、市は市内業者の技術者不足が要因とみて、予定価格を変更せずに▽参加条件をJVに限らない▽市内業者を優先しない―などの見直しを行った。

 9月3日の再入札にはJV2者が参加したが、いずれも予定価格を超えた金額を提示したため無効となり、市は建設資材の高騰に対応するため整備費を積算し直し、3回目の入札に合わせて5億2700万円を増額していた。

 26日の市議会第3回定例会最終日で工事請負契約の議案可決を経て工事に着工し、2015年8月の供用開始を目指す。アリーナは当初、総事業費63億円を見込んでいたが、労務単価や資材高騰による2度の増額を経て、最終的な総事業費は75億円を超える見通し。

提供 - 函館新聞社


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