WAKOビル11月から解体

update 2013/6/6 09:52


 函館市中心市街地活性化基本計画の中核事業として行われるWAKOビルの再開発で、現ビルは11月中旬に解体工事を開始、来年8月に新複合ビルの建設工事が始まる見通しとなった。低層階の商業施設部分に飲食を中心としたテナント誘致を図り、2016年3月の先行開業を目指す。同年10月をめどにマンション部分の供用を開始する方針。

 函館駅前若松地区第一種市街地再開発事業として行われ、現ビル周辺を含めた区域で実施。約2800平方bの敷地に、地上16階、地下1階の複合ビルを建設するほか、立体駐車場なども整備する計画。4階以下が商業施設、5階以上がフージャースコーポレーション(東京)が手がける80戸程度のマンションとなる。

 事業実施主体のNAアーバンデベロップメント(布村隆二社長)によると、現ビルの解体工事は11月から10カ月程度かかる見通し。その後、複合ビルの建設工事を開始。1、2階にはスイーツ店やカフェ、道産食材を使ったフードコートなど飲食テナントの誘致を図る。布村社長は「限られたスペースで最大限の魅力を高めていきたい」と話す。

 3、4階は、市が「子育て世代活動支援プラザ」「はこだておもしろ館」を整備する計画で、施設概要について検討を進めている。

提供 - 函館新聞社


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