「まちづくり成果見える年に」…工藤市長が執行方針 函館市議会開会

update 2013/3/1 10:09


 函館市議会の第1回定例会が28日開会し、工藤寿樹市長が市政執行方針演説を行った。今年が任期折り返しとなる同市長は「市民にまちづくりの成果がはっきりと目に見え、手応えを実感いただける年となるよう、取り組みをさらに加速させていく」と表明。閉塞感が続く函館再生に向け、新たな活性化策に挑戦する意気込みを示した。

 同市長は人口減少や少子高齢化、経済の低迷などを受け、「これまでにない発想で地域特性を生かしながら、新たな価値を創造し、まちの発展可能性を広げていかなければならない」と力説。

 主要施策では中心市街地活性化基本計画に基づき、駅前地区で「はこだておもしろ館」や、育児に関する情報交換ができる「子育て世代活動支援プラザ」の開設を挙げた。また、本町地区での開設を目指す「市民交流プラザ」には、若手起業家らが利用できるコワーキングスペースを備える考えを示した。

 福祉・教育面では日吉4丁目団地跡地での福祉コミュニティエリアの整備構想策定着手や、地元農水産品の学校給食への活用拡大などを表明。本年度実施した学校の耐震診断を受け、緊急度の高い学校から耐震改修を進める。大間原子力発電所に対しては「法的措置も視野に入れながら、引き続き国に対して無期限凍結を要請する」と述べた。

 また、市教委の山本真也教育長も教育行政執行方針演説を行い「保護者や住民と一体になって、学力向上やいじめ問題への対応など課題解決に努める」と述べた。

提供 - 函館新聞社


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