厳寒の下 訴え熱く 公示後最初の週末 4陣営、演説や集会

update 2012/12/9 10:39


 16日投開票の衆院選は、9日で前半を終える。道8区(渡島・桧山管内)に出馬している4陣営は、公示後最初の週末を迎えた22日、大票田の函館市内や近郊で街頭演説や集会などに力を入れた。一部陣営は悪天候の影響で航空機が飛ばず、応援弁士の来函が中止になったが、各陣営とも強風と厳しい冷え込みの中で政策を熱く訴えている。(衆院選取材班)

 民主党前職の逢坂誠二氏(53)は7日までに選挙区を一巡し、8日は函館市内を中心に遊説した。蓮舫参院議員の来函は飛行機の欠航で中止となったが、七飯町内や市内での個人演説会、本町交差点での街頭演説をこなした。

 逢坂氏は「(経済対策や原子力政策など)政策を順序立てて説明できる候補はいるのか。政策を本当に分かっているかどうかを含めて判断して」と訴えた。

 日本未来の党新人の北出美翔氏(26)は終日、函館市内や近郊で街頭演説。JR函館駅前を皮切りに、幹線道路を通りながら本町交差点や競馬場前、昭和タウンプラザ、ダイエー上磯店など隅々を回った。

 北出氏は「皆さんに政策を一つ一つ伝えるだけ。前に前に進みながら支持をいただきたい」と話し、悪天候を物ともせず卒原発や脱増税といった主要政策を買い物客らに伝えた。

 自民党新人の前田一男氏(46)は七飯町や北斗市を遊説し、午後から木古内町と函館市で個人演説会。夕方の函館市亀田農協での演説会には高橋はるみ知事が駆け付ける予定だったが、飛行機が欠航したため函館入りはならなかった。

 知事は電話越しに支持拡大を訴え、「TPP反対で道内の1次産業を守らなければ。道南復活のためにも前田氏への支持をお願いしたい」と求めた。

 共産党新人の高橋佳大氏(53)は7日までに乙部やせたななど桧山管内を回り終え、ある町では町職員が総出で演説に耳を傾けたり、農協関係者から激励を受けたりと、TPP断固阻止に好感触を得た。8日は八雲、森、鹿部町で精力的に街宣活動を行った。

 選対幹部は「党と候補者間で主張が食い違う人たちとの違いを鮮明にし、今後も『ぶれない党』を訴え抜いていく」と意気込む。

提供 - 函館新聞社


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