バイオマス製造 循環型の社会を 七飯でプラント竣工式

update 2012/12/5 10:49


 【七飯】コープさっぽろの関連会社「エネコープ」と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が町西大沼に建設していた「七飯町バイオマスガスプラント」の竣工式と祝賀会が4日、開かれ、同社や町の関係者らが施設の完成を祝った。

 エネコープとNEDOによる「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」の一環。町西大沼に8月から総工費約5億円をかけて建設された。

 プラントでは、コープさっぽろの店舗などから出る食物残さと七飯町の酪農家から集めた牛のふん尿、粗製グリセリンを原料に、バイオガスと液肥を製造。食品残さとふん尿を合わせ、1日あたり14・5トンの処理能力を持ち、680立方メートルのバイオガス製造を予定する。

 製造したガスは、当面プラントの動力に必要な発電に利用。液肥は農家に販売し、生産された野菜をコープさっぽろが買い入れることを想定しているという。エネコープの野坂卓見社長は「必ず成功させ、環境に貢献できる循環型社会の第一歩としたい」と意気込む。

 同社によると残さなどの受け入れは年内に開始する予定で、プラントの本格稼働は1月になる見込みだという。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです