ササラ電車活躍

2012/12/29
 連日の降雪で函館市企業局交通部の除雪車両「ササラ電車」が出動している。軌道上の雪をはねのけながら、黄色と茶色の車体を揺らして市内を走行。市電の安全運行確保に奮闘中だ。

 ササラ電車は1903〜04(明治36〜37)年ごろに製造され、東京で客車として活躍。34(昭和9)年の函館大火で焼失した車両を補充するため、東京市電気局から購入し、37年に6両を除雪車両に改造し、2両が現役で稼働している。

 ササラは長さ30aほどの細く割った竹のブラシで、車体の前後に取り付けた計900束を高速回転させて雪を払う仕組み。委託業者による除雪が主流だが、今期は今月8日を皮切りに既に数回出動している。

提供:函館新聞社

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