アンテナショップ1周年、秋以降 売り上げ回復

update 2012/12/26 10:12


 函館市が東京のローソン京橋駅前店内にアンテナショップ「函館もってきました。」を開設し、1周年を迎えた。市によると夏場に売り上げが落ち込んだが、今秋以降は回復基調にあるといい、「今後は季節ごとにイベントを展開し、固定客確保につなげたい」としている。

 ショップは地場産品の販路拡大やブランド化を目指し、市が委託料など運営費200万円で昨年12月に開設。店の一角に約10平方bの物産コーナーを設け、食品、飲料を中心に函館や近郊の物産品約100品目を販売している。

 市商業振興課によると、ショップでの売れ筋商品は、薫製卵「函館物語」や、塩辛をフリーズドライにした「塩辛、干しちゃった」など。道内限定の「コアップガラナZERO(ゼロ)」や、ご当地キャラメルもリピーターが多い。

 開設当初は堅調な売り上げを示していたが、購買単価下落の影響などで目標額の日額3万円を下回る状況が続いている。特に夏場は「夏向け商品が少なかった」(市商業振興課)と売り上げが落ち込んだが、10、11月は一転して回復傾向にある。

 開設から丸1年を迎えた12月21、22日には同ショップで「1周年大感謝祭」を展開。アンケートの回答者にスイーツをプレゼントしたほか、季節感を打ち出そうと、21日からはカニまんじゅうの販売も始めた。

 市は9月にホームページを立ち上げたほか、職員手づくりの新聞を作成して店内に貼るなど、物産と観光両面でPRを強めており、今後は商品をこまめに入れ替える方針。ショップ周辺には24階建ての複合ビルが近くオープンする予定で、さらなる固定客確保が課題となる。

 市商業振興課は「1年間で売れ筋商品を把握し、ノウハウを蓄積できた。季節感のある商品を投入し、イベントも行って周知に努めたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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