乙部のハチミツ本格販売

update 2012/12/26 10:00


 【乙部】住民有志や地元漁協、森林組合、町教委などでつくる「乙部町魚つきの森づくり協議会」(中川眞一郎会長)は、地元の植樹活動の一環で、乙部産100%のハチミツづくりに取り組んでいる。本格的な商品化は今季からで「ようやく満足できる仕上がりになった。土産やお歳暮に」とPRしている。

 事業は、桧山振興局の地域づくり総合交付金200万円と町の支援200万円を活用。ハチミツは、アカシアとトチの2種類で、町有林と民有地の330fで採取した。約60年前から乙部で活動する広島県の養蜂専門業者の協力で事業を展開し、昨年初めて採取したが、天候不順の影響で糖度が低く、商品化を先送りしていたという。

 今年は好天に恵まれ、6月下旬から7月中旬にかけて採取し、不純物を取り除く作業も順調で11月中旬から瓶詰めに移った。同協議会によると、今年は約300`cの生産で、糖度は通常のハチミツで75度程度が多い中、78度以上と最高級だ。

 瓶詰め作業は、旧栄浜保育所を活用し、衛生管理に徹底して取り組んでいる。収益は必要経費を除き、今後の植樹活動に充てるという。

 年内に町内の契約店舗や道の駅などで販売する。ポスターも完成し、1日のさっぽろ乙部会でも地元土産として重宝された。

 中川会長は「古里の新たな特産品としてだけではなく、豊かな森林と海を育むことで基幹産業の発展につながり、積極的な商品化で雇用確保も狙いたい」と意気込む。

 このハチミツは170c800円、500c2100円。数量に限りがある。

 問い合わせは中川会長(TEl0139-62-3783)、根元健治事務局長(TEL090-8630-6175)。

提供 - 函館新聞社


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