新人形劇 反応上々 コンピューターと連動

2012/12/23
 公立はこだて未来大の原田泰教授(情報アーキテクチャ学科)はこのほど、神山児童館(函館市神山)のクリスマス会で、コンピューターと人形劇を組み合わせた「ポペットくんとコンピュータ」を上演した。函館では初の試みで「今回の反応を分析して、より完成度の高いパフォーマンスに仕上げたい」と話している。

 小さいころから、セサミ・ストリートなどの人形劇(パペット)に親しんできた原田教授は数年前から、コンピューターと連動した新しい人形劇のスタイルにチャレンジ。これまで全国各地のイベントなどで、その成果を披露してきた。

 函館で来場者を集めて本格的な上演をするのは今回が初めて。この日は演劇仲間や同大大学生ら約10人とともに同館を訪れ、子どもたちや保護者ら約80人が見守る中、犬のキャラクター「ポペットくん」を主人公にした物語を繰り広げた。

 ポペットくんを操る原田教授は、コンピューター制御のモニター画面に映し出される画像や文字に合わせて、子どもたちとのやりとりを楽しみながら、ストーリーを展開。歌とギター、アコーディオンなどによる生演奏も加わり、会場を盛り上げた。初めて体験する人形劇に子どもたちは興味津々で、コミカルなポペットくんの動きに笑いや歓声が起こっていた。

 原田教授は「思った以上に子どもたちの反応がよくてうれしかった。まだ修正すべき点はたくさんあるが、様々な人たちに楽しんもらえるようなシステムを創り上げていきたい」と意欲を見せていた。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE