「チョコ募金」で子どもに笑顔を

2012/12/23
 イラクと福島の子どもたちを支援しようと、函館の市民団体「夢と声で未来を創るユメこえ。」(川村陽子代表)が、募金「あしたのチョコレート」(チョコ募金)を取り扱っている。

 1個500円のチョコのうち、290円がイラクの小児がんの子どもの医療支援に、50円が福島の子どもを放射能から守る活動に使われる。チョコには、イラクと福島の子どもたちが描いた絵を使ったカードが付くほか、缶のふたにも絵を採用し子どもたちが身近に感じられる。

 1缶(10枚入り)にビター、ミルク、モカを詰め合わせ、製造は六花亭製菓(帯広)。クリスマスやバレンタインデーの贈り物にぴったりだ。

 チョコ募金は、東京のNPO法人「日本イラク医療支援ネットワーク」(JIM―NET=ジムネット)が始めた募金キャンペーン。函館でも5、6年前から協力の呼び掛けに応える輪が広がりだし、ユメこえでは3年前から扱う。イラクでは、劣化ウラン弾の影響とみられる小児がんや白血病が増えているという。福島県第一原発事故を受け、昨冬からは福島支援も始まった。

 川村さん(37)は「福島、イラクの子どもたちが笑顔になれるチョコです」と話している。

 市青年センター(千代台町)2階相談室で開く「復興カフェ」で。年内は25日(午後1時半〜4時)が最後で、年明けは8日から、午前10時〜午後2時。問い合わせは川村さん電話0138・76・4873へ。

提供:函館新聞社

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