産業協力で日台関係発展 沈代表が講演

update 2012/12/21 10:28


 道南2市1町の5つの経済団体でつくる「道南台湾観光友好協会」(会長・石尾清広函館商工会議所副会頭)の設立記念セミナーが20日、函館市内のホテルで開かれた。台湾の駐日大使館に相当する台北駐日経済文化代表処の沈斯淳(しん・しじゅん)代表が「日台関係のこれから」と題し講演。約180人が参加し、台湾との経済交流の在り方を探った。

 9月に台湾の復興航空、10月にエバー航空が函館―台北間の定期便を相次いで就航させたことから、函館商工会議所が函館市亀田商工会や函館東商工会、北斗市商工会、七飯町商工会に呼び掛けて10月に同協会を設立。道南全体で観光客の誘致や経済交流の活性化を目指している。

 沈代表は観光について「11月までの日台の往来人数は270万人となっており、両政府が立てた今年の目標300万人に迫っている」とした。また、「北海道への関心が高く、往来人数も大幅に増加している。日本からの訪問も増えており、交流がますます盛んになるよう努力していきたい」と力を込めた。

 今後の日台関係発展のポイントとして@産業協力A文化交流B青少年の交流―を挙げ、「日本企業にとって台湾は信頼できるパートナーであり、中小企業同士が連携してアジア諸国の新興国に投資をしていくことが重要」と述べた。青少年同士の交流については「次世代の関係強化につながる」と強調した。

提供 - 函館新聞社


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