市がまちづくり計画

update 2012/12/20 10:11


 函館市は、2013年度から3年間の事業や施策の指針となる「まちづくり3カ年計画」をまとめた。来年度から開始する事業として、地元で活動しているデザイナーと企業をマッチングさせ、デザイン性の高い商品開発を支援する取り組みや、中心市街地活性化関連の施策を中心に盛り込んでいる。

 市の新総合計画(2007〜16年度)で示した施策を計画的に進めていくための実施計画として、毎年度策定している。

 来年度に取り組むとした事業のうち、デザイン産業振興策は地元デザイナーの仕事創出とともに、製品のコンセプトや企業理念を正確に伝えるためのデザイン作りに取り組む趣旨。

 事業は函館デザイン協議会に委託。市内の食品加工業を対象に参加企業を公募し、同協議会会員との協働でデザイン性の高い商品開発を進める。市工業振興課は「企業がどんな考えで製品を作っているかを戦略的に発信するため、デザイナーとの共同作業で進めていければ」とし、地場製品のブランド化に期待する。

 計画ではこのほか、高層ビルへの建て替えが予定される和光ビルで、14年度に「子育て世代活動支援プラザ」や「はこだておもしろ館」を整備する方針。ともに中心市街地活性化基本計画に盛り込まれており、「おもしろ館」は市民や観光客がさまざまな分野の情報をバーチャル(疑似)体験できる施設とし、「子育てプラザ」は育児に関する情報交換の場とする考え。

 これらに加え、中心市街地の景観向上を図る目的で、来年度から市電停留場の上屋を設置。17年度までに9カ所を整備する。

 3年間の事業費は総額455億円を見込み、約75%の338億円は合併特例債などの地方債を活用。国・道からの支出金で82億円、市の一般財源の持ち出しは32億円と推計している。

提供 - 函館新聞社


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